というわけで
イングウェイ・マルムスティーンのセブンスサイン
ジャイアンの次に心の友、を連発するミュージシャン、イングウェイ・マルムスティーンのアルバムの中で、これが一番好きだったりします。
最初「ええ?Voにマイクヴェセーラ?」と思ったのですが、これがかっちりはまっていい感じでした。
まぁ、その頃の私の記憶には「マイクヴェセーラ=ラウドネスをクビになったへっぽこVo」という認識しかなかったので、彼の堂々とした歌いっぷりは素晴らしかったです。ジャケットはひどいもんですけどね。
インギーも得意の「ソウルメイト」を連発していたし。
で、次のアルバムでは案の定VoとGの確執でぎくしゃくし始め、しかしインギーは調子に乗ってそのアルバムを「マグナムオーパス」(超大傑作)とか名前負けそのもののタイトル付けるし。(せめて自信作ぐらいにしとけばいいものを)
んで最後にはマイク君はインギーの嫁と寝た疑惑でバンドから追い出されてしまうわけです。
いや、それでもこのアルバムのNeverDieとSeventhSign、CrashAndBurnの出来の素晴らしさには関係ないわけで。
つーか、まぁイングウェイの人格に多少問題があろうと、彼が作り出した音楽の素晴らしさには全く遜色無いわけで、バロック調の様式美+流麗な早弾きギターという確固たるスタイルは、その後多くのフォロワーを産みましたが、彼こそがオリジナル中のオリジナルですし、彼の登場無くして、様式美ファンが今ほどの感動を得ることが出来たかというと、不可能だったでしょうね。
カイ・ハンセンと並んでもっと評価されても良いギタリストだと思います。