あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

リレー企画 はじめてのPDA

私のはじめてのPDAは日立のハンドヘルドPC。Persona210。でしたっけ?←おい
ええと、もう名前も正確には覚えてないのですが、不具合多数のロムアップデートサービスが実施されたPersona200の次の機種ですね。
残像多く外では見えないSTN液晶に処理が遅く、処理を取り合ってデッドロックに近い状態に陥る(らしい)激遅モードを備えた悪名高いCPUのSH3を搭載、JavaScriptも満足に動かないWebブラウザに横長厚めの本体をもつキーボード付きの端末でした。
別に仕事で使うつもりは無く、当時書いていたつまらない雑文をどこでも書き散らせるようにというはた迷惑な理由で購入しました。
しかし、これだけボロカスに書いても流線型のボディーは可愛く、キータッチは最高で、どこか愛着を持ってしまう、駄目な子ほど可愛いマシンでしたね。
実際外見って結構大事だと思います。
入力文字数が増えていくとガンガン動作が重たくなっていくバグもちエディットコントロールを備えたメモ帳の変わりにPWZを入れたり、使えなくて死者続出の受信トレイの代わりにQMAILを入れたり、日本語覚えたての外人の方がまだもうちょっと気の利いた日本語話すわ、というほど駄目駄目変換のIMEの変わりにAtokを入れたり、フォントキャッシュを増やしたり、通信時のパケットサイズを調整したりとソフトを入れたりレジストリを弄くりまくる毎日で、駄目なマシンを日々そこそこ使えるマシンにカスタマイズしていくのが楽しかったのを覚えています。

その後日立はポストペット搭載モデル、Atok搭載モデルといった、当時としてはエキセントリックで意欲的な新機種を販売するも搭載OSはCE2.0のままで目新しさにかけ、既存ユーザーは買い換えない、新規ユーザーは新しいOSを搭載したほかのPDAに行くといった具合で売上につながらず。
鳴り物入りで搭乗した新CPUのSH4&CE2.11搭載の四角の銀箱ペルソナ(600系)も満足にソフトウェアが供給されずに先細り。しかもでかいし重いしで持ち運びに不便ということで先細りったら先細り。
走行している間に、jornada、モバギと共にHPCの一時代を築いたペルソナはメーカーの撤退という憂き目に会って消えていくのでした。

しかし、結局他のマシンに移行した後もごく最近まで手放さなかったのはユーザーグループの居心地が妙に良かったから、というのもあるのでしょうね。

機能やスペックだけでなく、外見や使い勝手やユーザーグループなどもPDAを使いつづける大きな要因の一つだと言えると思います。
初心者にやさしくない製品、初心者にやさしくないユーザーグループが幅を利かせている製品は、ゆくゆくは先細りして滅ぶんじゃないかと思います。

以上

ええと、今回のリレー企画ですが、ちょっと諸事情があってここで一旦休止とさせてください。楽しみに読んでくれた人、すでに自分に来ることを考えて原稿書いていた人、いたらごめんなさい。

一番謝らなければいけないのは楽しみに読んでくれている人にです。
本当にごめんなさい。

再開したみたいなので、とりあえず他者を不快にさせそうな部分だけでも削除しておきます。
いやはや、お帰りなさい。