あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

何故LOOXは使うのか

実は今までモバイルPCは色々買っていたのですが、そのどれもがあまり長続きしませんでした。

でもLOOXは使いそうな気がしています。
というわけで過去のマシンから今に至るまで、何が違ったのかを考えてみたいと思います。

LOOX S73
最初に買ったのはLOOXのS73でした。
省電力が売りのCPU、crusoe搭載でWindowsXPが入ったモッサリマシンでしたね。
確か大容量バッテリをつけて、OSはWindows2000に入れ替えて使っていました。
当時としては比較的バッテリの持つ方でしたが、毎日持ち歩くにはサイズがでかい。
2000に入れ替えても処理によってはもっさりする、といった理由から持ち歩かなくなりました。

レッツノートR3
次に買ったのはレッツノートのR3でした。
驚異的なバッテリの持ちとそのサイズから、モバイルマシンの名機との呼び名も高いマシンです。
XPでもさくさく動くCPUと実働時間が7時間近い驚異的なバッテリの持ちから一時期外出時にも愛用していました。
画面が汚いとか熱いとかいうのはさほど気にならなかったのですが、やっぱりしばらく使っているとでかい、ということから出すのがおっくうになって普段の持ち歩きはしなくなりました。

普段使いのモバイルPCという地位からは脱落したものの、それでも出張や旅行の際には必ず持っていくマシンとして未だに愛用しています。


というわけで、この頃はサイズとの折り合いが付かずに持ち歩きを断念する、というのが多かったように思います。
なんか、出すのに「よっこいしょ」といった感じの思い切りが必要で、それが面倒で使わなくなる。
私のモバイルに求めるサイズが市販の物よりもう少し小さかったんだと思うんですよね。

よくシグ3サイズのPCでろ、とか思ってました(w

VAIO TypeU
次に買ったのがTypeuU。
これはその圧倒的なサイズに惹かれてR3のすぐ後(数日後)に買いました。
R3との併用をどうしようとか色々迷ったのですが、結局文字入力に外付けキーボードが必要で荷物が増えるとか、バッテリがぜんぜん持たないとか、デザインがダサいとか、諸々の理由ですぐに手放しました。
一番気を使ったのはやっぱり液晶の保護で、このサイズの物を液晶むき出しで持ち歩く勇気は私にはありませんでしたね。

VAIO TypeU VGN-UX50
次に入手したのがキーボード付きのVAIO U。
一時期「W-ZERO3のパクリ」と話題になったモデルですね。
個人的にはW-ZERO3というよりもOQOのコンセプトを丸パクリだと思っています。
 
サイズとキーボード付きという点に惹かれ、あるツテで安価に入手させていただいたのですが。
バッテリが持たないという点や、キーボードが致命的に使いにくいといった点。また、やけに近未来感を強調したようなデザイン(頑張ってる田舎もんみたいなあか抜けない感じ?)などにイマイチ不満を感じ。
何より置いて使えないというのが結構ツライというか。あのキーボードはあり得ないでしょうとかずっと文字入力していると重くて手が疲れるとかそういった諸々の不満からモバイル用途での利用は早々に打ち切られてしまいました(汗

というわけで、この頃は商品のコンセプトが私の求めるものと微妙にずれていた(というか、私が自分の需要を見誤って異なる用途のPCを買っていた)ため長期利用に至らなかったように思います。

●SA1F
次に購入したのが工人舎のSA1F。
タッチパネル搭載で液晶がタブレットのように回転するモデルです。
これは当初そこそこ気に入っていたのですが、やはりでかいというのと、キーボードがダメダメなのとCPUが重い処理をさせるとてきめんに遅いのとで持ち歩かなくなりました。
キーボードはねじを仕込むと改善されますが、今度はキータッチが最悪になります(w 痛し痒し。
やっぱり特にサイズが問題でしたね。
R3よりは小さいのですが、正直まだでかい。
あとバッテリがさほど持たないのも問題でした。

で、ここでもう一回サイズとスペックを見誤るわけです。
LOOXのS73の失敗再びって感じで。

なんていうか、小型PCは現在大別すると従来のノートPCとは別に3つの系統に別れていると思います。

スライドキーボード、また本体正面にキーボードを搭載したいわゆる「キーボード付きのPDA的に使用すること」を意図したモデル。
OQOEverun、TypeUのUX系などが当てはまるように思います。立っても座っても同じように両手で本体をホールドして親指で文字入力をします。
PDAで慣れ親しんだ文字入力方式ではありますが、正直この系統は私には合いませんでした。文字入力が親指入力がメインだったらTreoX01HTでいいからです。
あとこのサイズのものをずっと両手で持って文字入力をするのは手が疲れるというのもありました。

もう一つはタブレットに近いキーボードレスなタイプの「キーボード無しのPDA的に使用すること」を意図したモデル。TypeUのU系やVegaなんかが当てはまると思います。
このモデルは多分ビューワーとしての用途が主で、文字入力はソフトキーまたは外付けキーボードで行います。
立ってビューワー+おまけ程度にソフトキーボードでの入力。座って外付けキーボードというのが意図したところだと思います。
この系統のものも私の用途には合いませんでした。まず私は文字入力必須なので、そうなるとキーボードを持ち歩くことになり、荷物が一個増えるのが苦痛でした。同じ重量だとしても1個と2個は精神的な負担が違います。
また、いざ文字入力の際いちいち組み立てが必要なもの辛かったです。
立った状態と据わった状態での活用スタイルがシームレスに移行できないでいちいち「よっこいしょ」が入るんですよね。

最後に、従来のノートPCを小型化してタブレット的(タッチパネル機能の有無はおいといて)な機能を付加したようなモデルでいわゆる「HPC的(または従来のノートPC+α)な使用」を意図したモデルです。
LOOX UやLOOX P、FLYBOOKや工人社のSAやSHモデルがこれにあたります。
座った状態でのキー入力はキーボードで、立ったときはビューワー用途がメインでキー入力は主にソフトキーボードで、というのが主な使い方のように思います。

私に合ったのはこのタイプ。その中でも最小モデルのLOOX Uでした。
取り出しやすく使いやすい、というのが非常にポイント高いですね。
 
というわけで、この3種+従来のノートパソコンはぜんぜん別の製品だといえます、小さいパソコンとして一括りにして考えると自分の需要にあわない物を買ってしまう場合があるため、よく検討する必要があります。
また、コンセプトがあっていてもサイズや性能で折り合いが付かなければそれも使い続けるのが難しいですね。