あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

アンスラックスか…

スラッシュメタルの名盤と言われている通称「スラ感」でさえ、気に入っている曲はローンジャスティスぐらいなもんで、それ以外はVoのちょっとヘロった歌い方がどうにも好きになれず、個人的にはアーマードセイントのVoが加入した後の「サウンドオブホワイトノイズ」の方がそれこそ猿のように聴きまくった記憶があります。「オンリー」なんか鳥肌立つぐらいヘヴィネスとメロディの融合が恰好良かった。
というか、そもそもVo交代後のアンスラはスラッシュメタルと呼べるようなバンドではなく、モダンヘヴィネス系のバンドに替わっていたような。
まぁ、初期の音楽性を守り続けているスラッシュメタルバンドの中で私が好きなのは唯一「オーバーキル」ぐらいなもので、ミックスは無茶苦茶で薄っぺらい音造りになっているけどWFOなんかはCDが擦り切れるぐらい聴きました。
それ以外のスラッシュメタルバンドの多くは音楽性が若干変化してからの方が好き。
アンスラもそうですが、メガデスも後期のスピード落としてリズム隊が頑張りだしてからの方がすきだし、メタリカは2ndのメロディを志し始めた頃のアルバムが好き。テスタメントはVoがデス声使いだしてからの破壊力のあるサウンドが好き。
10年ほど前にニルヴァーナが爆発的に売れて世は一気にグランジ/オルタナブームになり、メタルバンドの多く、特にスラッシュメタル畑のグループは一斉にスピードを捨て、グランジに影響されたルーズでおかしな音楽を始め、世のメタル愛好家は一斉にグランジ/オルタナブームに呪詛の言葉をはいたものですが、パンテラが流行してからはヘヴィなアングリー系の音楽性を持つグループがあふれだし、結局責任はブームそのものではなく中途半端な影響化にある状態で未消化のままアルバムを出してしまうグループやそれを強要するレコード会社にあると言うことに気付いている人もちらほらいるわけですが。
とりあえず私は何らかの音楽性の影響をうまく消化しているグループが好きなようです。