あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

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我輩は魔王様である。記憶がまだない。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも魔王の塔の地下に埋まっていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めてミニオンというものを見た。しかもあとで聞くとそれはブラウンというミニオンの中で一番頑丈な種族であったそうだ。

 

というわけで我輩である。
トンと記憶はないのだが、どうやら我輩はこの世の支配者である前魔王の後継者として生まれたらしい。
ナールというやたらと口うるさいジジィが鎧を着せながら教えてくれた。
そういわれればなんだかそんな気がしてきた。

前魔王は先日7人の英雄どもに討ち取られてしまったとか。情けない奴だ。
前任者が無能だと後任が苦労するのは、魔王もサラリーマンも変わらないようだ。
 

ナールに手下であるミニオンの呼び出し方を教わる。
この光る井戸、スポーンビットの中にミニオンは住んでいるらしい。

呼び出してみた。こいつはブラウンという種族だ。
他にも幾つか種類がいるらしいのだが聞き流していたので覚えてない。
なんでも新しい種族を呼び出すためには先に巣を見つける必要があるのだとか。

こいつがナール。
ミニオンの長老だ。背中から伸びているカンテラに何の意味があるのか。
突っ込むべきか流すべきか。悩むところである。魔王として。

その後はナールに簡単なミニオンの操り方を教わる。
こいつはジェスター。道化だ。
魔王の初仕事はこいつをボコボコにすることらしい。

我が居城。魔王の塔。
正義のパーティー共が勝手に踏み入って破壊の限りを尽くし、めぼしいものは全て持っていったらしい。
不法侵入及び強盗である。
この世に善人ほど恐ろしいものはない。

まずは塔の動力であるタワーハートを探す必要があるらしい。
ナールよ、一言言って良いか。
お前が探してくれんか?

我輩が探さねばらなぬ事はわかっている。
我輩は魔王である。決してお使いアリさんではないはずなのだが。