ジャーマンから離れますが・・・

ここらでちょっと一言。オジーオズボーン。
メタルに恐怖的な要素が加味されたのはごく初期の頃でしたが、その元となったのはまず間違いなくオジーオズボーンとブラックサバスです。

まぁ、それが全てというわけではありませんが、少なくともオジー在籍時のブラックサバスが「ミサとか羊の頭とか黒魔術とかシブくね？」という軽いノリでそういった雰囲気を自らのバンドに取り入れ、多くのフォロワーを生んだのは間違いなく事実です。
そうしてリリースされたのがこの「黒い安息日」です。

1.黒い安息日(ブラック・サバス)
2.魔法使い
3.眠りのとばりの後に
4.N.I.B.
5.魔女よ,誘惑するなかれ
6.眠れる村
7.警告
8.悪魔の世界

つーか、やりすぎ（汗
　
特にオジーオズボーンのステージ内外を問わぬ奇行は有名で、ブラックサバスの音楽性、雰囲気などもひっくるめて「メタルというのは何かおどろおどろしくて怖いもの、ステージで生肉とか食べるし」といったイメージをつけました。まぁ、生肉もステージではなく焼肉屋で食べれば特に問題にはならなかったわけですが、彼の場合はステージでコウモリとかまで食べましたからね。
まぁ、コウモリもアボリジニがオーストラリアで食べる分には問題ないのですが、白人がステージで食べたから大騒ぎです。
後のインタビューから別に彼ら自身が悪魔崇拝者というわけではなく、実際はごく普通の人で売れるためにフリをしていた「職業悪魔崇拝者」とでも言うべき存在だったというのがわかり、彼ら自身「ガチの悪魔崇拝者から信仰されて戸惑っていた」といった話もあります。ヤクザ映画に出た俳優がヤクザに好かれて困るようなものですね。

メタルで奇行に走る人というのには大体４種類あって「1.うけるため、職業的にやっている人」「2.薬物（アルコール含む）とかやっておかしくなった人」「3.調子に乗っている人」「4.しゃれにならないガチの人」あたりでしょうか。
１．で有名どころはWASPのブラッキーローレスさんでしょうか。意外に常識人でそのギャップに悩んでいたらしいです。あとはKISSさんなども職業的にやっておられますね。まぁ、KISSの場合は職業というより商業になっていますが。
２.で有名どころはメガデスのデイブムステインさんですね。まぁ、普段も嫌な人らしいですけど。
３.で有名なのはクワイエットライオットのケヴィン・ダブロウですかね。ビッグマウスという嫌な異名までいただいています。後に反省したらしいですけど手遅れでした。
４.は北欧あたりのブラックメタルバンドの方々の多くがそういったガチの方々です。このあたりには近寄らないのが吉です。まぁ、違うジャンルでガチでおかしい人といえばW・アクセルローズさんとか、マイケルシェンカーさんとか、江頭2:50さんなんかもいますけど。
　
で、オジーはといえば１と２の混合でしょうか。