あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

最近の電化製品の進化を見ていると、例えば1名のパワーユーザーの意見よりも、100名の素人の突拍子もない意見の方が電化製品の発展には役立に立つ場合があると思う事があります。もちろん「場合がある」というだけでパワーユーザーの意見が役に立たないと言うわけではありませんので。(笑)
つまり「今の時点ではこれぐらいまでが限界でしょう」と言うことがわかっていてそれについてはあえてふれない意見より、そういった事に付いては一切考慮せず、とにかくこういう物がほしいんだ、という意見を100個集めて平均値取って、そちらにあわせるように努力した方が一般に売れて便利な物が出来るだろうと思うと言うことです。

例えば静音洗濯機。機械が動くんだからうるさいのは当たり前だ、で笑い飛ばしてあきらめていたら、こういう製品は生まれなかったと思います。小型化薄型化を重ねる携帯電話なども、開発者が「このサイズが限界なんです」とある時点で諦めていれば、今のような小型薄型カメラ付きの携帯電話は生まれなかったと思います。今や10万円で高スペックのPCが手に入りますが、20年前に10万でPC売ってくれと言ったら馬鹿にされるどころの話ではなかったように思います。

そういう意味で、私自身は技術面をオミットした夢物語というのは非常に面白いし有益だと思います。技術者の「これが今の限界なんですよ」というレベルで出された商品よりも、ギリギリまで絵空事を追いかけてアイディアひねり出して作った製品の方が、面白いだろうなぁと思います。

なぜなら、それが消費者の本当の要望だからです。