あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

これから携帯はどこへ行くのか

1999年のiモード開始から10年が経過したこともあり、パネルディスカッションではまず、これまでの10年がテーマに掲げられた。ドコモの永田氏は、「ポケットの中にあるものを全部携帯に入れたいと思っていた」とiモード開始当初の開発陣の意気込みを語り、その多くがこの10年で実現されたと説明。大きなインパクトのあった出来事としては、ネットワークの進化と、パケット通信料の定額制を挙げた。
 
 KDDIの高橋氏は、これまでの10年を「モバイルインターネット」とし、「定額制の導入で安心感が広がり、利用が大きく広がった」と説明。ドコモがまず導入した料金回収システム(公式サイトの月額課金など)を高く評価し、この仕組みがサービスの継続的な発展を先導してきたとした。また、ワンセグEZチャンネルなど配信方式の多様化もトピックに挙げた。
 一方で高橋氏は、この10年におけるモバイルインターネットのキラーコンテンツを「Eメール」とする。「スマートフォンが北米で拡大したのも、きっかけはEメール。日本はアメリカに10年先んじていた。
 
 ソフトバンクの吉田氏は、ソニーに25年、ソニー・エリクソンに2年勤務し、デジタルハンディカムやクリエ、携帯電話の開発に携わってきたという、ほかのパネリストとは異なる経歴を持つ人物。同氏は自身の経験を踏まえた上で、日本の携帯電話について「目指すところは間違っていなかった。この10年で世界で起きたことは、日本を起点にして広まった。これまでを日本が牽引してきたことは疑う余地が無く、これからもリードしていくことは間違いない」と語り、進化の方向性に自信をみせた。
 
近氏は、オープン化の進展とともにコンテンツの信頼性確保にも言及した
 ウィルコムの近氏は、「この10年のインパクトは、携帯電話でデータ通信が実現したこと」とした上で、「アップルのiPhoneノキアのコンテンツサービス、グーグルなど、ITの覇者がキャリアを越えて、サービスをセットにして提供する時代になった」と現状を分析。「国を越えてサービスが提供されることで、キャリアとメーカーは、協調だけでなく競争の時代に入った」と携帯市場の新たな構図を指摘した。近氏はまた、広く普及したことで社会問題も顕在化しているとし、社会要請として何らかの規制が行われるなら「信頼できる第三者も必要」との考え方を明らかにするとともに、「垂直統合であれば、信頼できるサービスを提供できるという面もある」との考えも示した。
キャリアのキーマンが語る、次世代ケータイ市場の姿 - ケータイ Watch

ようやくサービスやコンテンツが大事という考えに向かいつつあるようです。
ガラケーに関してはそれでいいのですが、問題はいつまでスマートフォンをままこにしておくのかって事のような気も。
あと、料金システムもそろそろ見直すべき時期に来ているのではないでしょうか。いつまでちょっと使ってもいっぱい使ってもすぐ天井だからいっぱい使わないと損って料金システムのまま、いっぱい使う人を締め付ける方針を続けるんでしょうかね。
 
あと、ちょっと注目なのが以下の2つの発言。

「カギとなるのはアプリとコンテンツ」とする同氏は、「ソフトバンクが強化していかなければいけないのはコンテンツ。インフラの発展を考え、クラウドの先をいくようなサービスも考えないといけないだろう」と語り、端末の進化とともに新しいサービスを提供することも重要であるとした。

ソフトバンクは何もわかってないなという発言ですね。ソフトバンクがまずやるべきことはインフラの整備です。
コンテンツを充実させても切れたりつながらない状態の今のインフラでは絵に書いたもちですから。
 
もうひとつがこちら。

 「ではドコモは何をするのか?それは、(ハードからサービスまで)トータルコーディネートをするのが誰かということ。(特定の製品で)限られたユーザーにアピールするのはいいが、本当に一般的な、さまざまなユーザーに誰が届けるのか」と問いかけ、永田氏は高橋氏も言う“トータルコーディネート”がキャリアの役割であるとし、「ユーザーが求める価値を提供する。求められるものを提供できるプレイヤーが勝てる。私はそれがドコモだと思っている」と需要に応える姿勢がカギを握るとして、同社の戦略にも自信をみせた。

docomoの悪いところは実力も無いのに人の米びつに手を突っ込んでくるところでしょうか。
つまり独自でスマートフォンのコンテンツを充実させる力が無いのにBlackBerry向けのコンテンツ配信始めちゃったりしているところですね。
そんなお金があるならそのお金をRIMに積んでさっさとAppWorldを日本で使えるようにしてもらったらいいのに。