あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

こっくりさん

見ました。
ええと、出来としては・・・・うーん、やっぱりホラーじゃないですね、これ。
はっきり言ってただのびっくりドッキリ映画。
そして随所に日本映画のパクリが散見されます。


なんというか、韓国の悪い面が色々でている映画だなぁと思ったりしました。
まずパクリ。
カメラのフレームワークを利用して、さっきまでそこにいなかった人が、振り返ると突然そこに立っている、とか。背後に立っている霊がどんどん迫ってきて、振り向くと同時にカメラが切り替わるとそこには誰もいない。で、安心して再度振り返ると前に立っているとか。
鏡に映っている顔と、振り返った顔が違うとか。
そういう一昔前のジャパニーズホラーで使われまくっていた、SFXを利用しない突然現れる恐怖、というのを非常に頻繁にこの映画は使っているのですが・・・

正直意味もわからず使いすぎです。

ああいう手法は、最初に何度も観客の「くる!!」という予想を空振りさせておいて、はじめて効果的に使える手法だと思うのですが、この映画ではそれがもう毎回毎回使いまくり。
そういうシーンになったら、ほぼ100%鉄板リーチみたいな確率でカメラの端に何かが写ります。

これじゃぁ怖くないのよ。驚くだけ。もうおなかいっぱい。

さらに幽霊が貞子そのまんま。
猫背、ボサボサの長い髪、顔を髪で隠す、突然現れる。
まさに貞子のパクリ。

後半なんだか殺し方が直接的になったのも俗物臭くてイヤです。
霊なのか殺人鬼なのか何がなんだかわかりません。欲張って詰め込みすぎというか。

で、最後に子供がでてくるのですが、これがボイスの時の主人公の、バカボン似の娘。
必要性もなく振り向きざまのガンくれで一気に冷めます。

なんていうか、韓国ホラーは日本や海外のホラーを見て、その詫び寂びも理解せずに手法だけをパクって作った上っ面ホラーのような気がします。「フレームワークで幽霊がでてくる回数がウリの方が圧倒的に多いから、ウリ達の映画の方が圧倒的に怖いニダ」とかいっちゃっておめでてーなって感じ。

これならまだ私が以前駄作認定した「仄暗き水の底から」の方がずっと怖いです。