あんちぇいん

気弱なおっさんがネットの匿名性を良いことに、言いたいことを言い書きたいことを書く そんなブログだったよね

CLIE終了

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/22725.html

というわけで、ちょっとだけ書いてみようかと。
ええと、正直な話、後期のCLIEには欲しいと思えるモデルはありませんでした。
初期の頃のCLIEには欲しいと思えるモデルはいくつかありました。
ただのPIMBrowserとして使う分には魅力的だと思える機種がいくつかあったのですが、後期になって、なんというか、おかしな機能を盛り込みすぎていびつになったというか、そういう印象を受けました。
どれもこれも狙ったように何かが抜けていて、しかもその抜けている何かが非常に大事だったり。
CFスロットが無かったり、キーボードの使い勝手が悪かったり、デザインが古い携帯電話みたいだったり、やたらとでかかったり、猛烈に高かったり、無駄に分厚かったり、Bluetoothがなかったり、辞書を足しただけだったり。
そのうち「売れないとわかっていて作っているんですよ」とか言われ出す始末ですし。

まぁ、作り手を見ないで好き勝手に物を作っていたら、売れなくなるのは当たり前のことだと思います。ブランドイメージだけでどこまでもついてきてくれる奇特なユーザーに頼り始めた時点で、ニッチになるのは否めないと思いますし。
また、そもそもPalmOS自体がソニーの目指していたことをうまくやれるOSではなかったと思います。(付属のNetfrontを立ち上げたらメモリのエラーが出るってどういうこと?って感じで)
あとは、やっぱりメモステですかね。元凶は。
メモステ縛りをしたいのであれば、本来メモステはもっと安く売ってくれよと思うのがユーザーの心理ですし、逆にソニーはそこで儲けたいのかもしれないので、価格に関しては永遠に不満が残るのかもしれないです。また、メモステのおかげで周辺機器が限られる、ということで悔しい思いをした人も多いと思いますし。なんていうか、ソニーはどうにもユーザーを無視して自分の理想を押し付けようとする振る舞いが非常に多いように感じます。
私自身が「鼻持ちならない」と感じるのはその辺なのかもしれないです。

しかし、まぁ悪いことばかりではなく、CLIEの功績はパームタイプのPDAハイレゾ文化を持ち込んだことでしょうかね。おかげでMSも重い腰を挙げてくれたようだし。細々とですが、これから先も面白い未来が覗けそうです。